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お酒に合わせて酒器を選ぼう – 熟酒編 –

はなしべ

【錫とお酒のおいしい関係 Vol.5

古来より、「錫の器に入れた水は腐らない」、「お酒の雑味が抜けてまろやかになる」などといわれ、酒器や茶器などに用いられてきた錫。錫とお酒の楽しみ方についてご紹介いたします!

 

日本酒は、味わいや香りの特徴から「薫酒」「爽酒」「醇酒」「熟酒」という大まかに4タイプに分類することができます。

濃厚で複雑な味わいの熟酒
熟酒は、長期熟成酒、古酒と呼ばれる年月を重ねて熟成させた日本酒。ドライフルーツやスパイスのような深い香りと、とろりとした甘みや強い旨みを感じる複雑で力強い味わいが魅力です。

熟酒×はなしべ

はなしべ


熟酒の独特の風味を存分に味わうには、丸く膨らみ、飲み口が狭く閉じた形の「はなしべ」を。お酒を少量注ぎ、器の膨らみに香気を帯びた空気をたくわえて楽しみましょう。黄金色や琥珀色に輝く熟成酒の美しい色調は、錫の器によく映えます。

熟酒に合う料理は?
香り・味ともに主張が強く、個性的な熟酒は、合わせる料理を選ぶ傾向があります。基本的には、旨みや辛さなど味のメリハリがきいた料理がおすすめ。チョコレートやドライフルーツ、チーズなどでお家BARを楽しむのもおすすめです。

<例>ブルーチーズ+蜂蜜、いぶりがっこ+クリームチーズなど

Sasa

※日本酒サービス研究会・酒匠研究会(SSI)が提唱する「香味特性別4タイプ分類」を基に調査しました。
https://ssi-w.com/


ADVISER : 山上弘茂人さん

金沢市尾山町「日本酒バル 金澤酒趣」店主。
一級酒造技能士、清酒専門評価者、唎酒師、ソムリエ、SAKE DIPLOMA。
酒蔵「菊姫」で26年間に渡って酒マイスターとして酒造り・品質管理に携わった日本酒の専門家。

【今回ご紹介したのは】
はなしべ

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