【今日の一杯 Vol.1】
お酒と一口に言っても、日本酒・焼酎・ビール・ウイスキー等さまざま。
今日の一杯におすすめのお酒とそれに合う能作の酒器とは?
若き調合師の挑戦
広大な平野に散居村の風景が広がる、富山県砺波市にある若鶴酒造。
1862年の創業以来、ひたすら品質本位に技を磨き上げ、地元に愛され親しまれてきました。
選び抜いた米と麹、清澄な庄川の伏流水、 連綿と続く杜氏(とうじ)の心と技。
この心と技は新しいマイスター達へ継承され新旧融和しながら脈々と生き続けています。
若鶴酒造の若き調合師 田村幸作さん が生み出すのが、Meister’s Blend(マイスターズブレンド)。
毎回テーマを持ち、原酒と配合比率を吟味した上でアッサンブラージュ。
飲み手に新たな日本酒の可能性を提供しています。
調合師 田村幸作さん に伺いました
真面目で研究熱心だという田村さん。
大学時代に生物化学の講義の中で日本酒の歴史や発酵のプロセスについて学ぶ機会があり、講義を行なった教授の熱意に引き込まれ、日本酒に興味を持ったそう。
実際に飲んでみて、原料米・酵母・麹や醸造の方針等々各社全く異なることが面白く、自分もこの面白いモノづくりがしたいと思ったのをきっかけに酒造業界に。
設定したコンセプトに合わせ、イメージ通りのブレンドになるように使用する原酒を選定し、その原酒の特徴を上手く表出させる、逆に出させないようにして比率を微調整し製品を作り上げていらっしゃいます。
そんな田村さんに、今回ご紹介いただいたのは、「苗加屋 純米吟醸 Meister’s Blend Batch.02(マイスターズ ブレンド バッチ02)」。
「熟成酒」を中核に3種類の原酒をブレンドすることで、スッキリとした飲みやすさの中にコクを「付加」。
富の香原酒の熟成感を純米吟醸雄山錦原酒で包みつつ、純米吟醸山田錦原酒にコクのある旨味が加わったお酒です。
特徴は、蜂蜜のようなほんのりとした甘い香り、柑橘を思わせるスッキリとした酸味、ダークチョコのようなほろ苦さを伴ったコク。
「新酒には決して出せないような深みのある味にするために熟成古酒を使用しました。ブレンドの中核となっているのは、平成20年度醸造純米吟醸富の香です。14年間蔵で熟成されていた原酒の持つ個性と旨味を味わってほしいです。」
「Meister’s Blend Batch.02」に合う酒器は?
能作の錫の酒器なら、富士山・FUJIYAMAで味わうのがおすすめ。飲み口が広く、底がすぼまった、富士山をさかさまにした形状は、米のふくよかな香りと旨み、コクを味わうのに最適です。お酒の香りをより満喫したい方は、はなしべを。丸く膨らみ、飲み口がすぼまった形状は、器の中に香気を帯びた空気をたくわえてくれます。
「食後のゆったりとしたひと時に、ぜひじっくりと味わっていただきたいですね。」と田村さん。苗加屋 玲橙との飲み比べもおすすめだそうですよ。
今日の一杯は、富士山・FUJIYAMAやはなしべで「苗加屋 純米吟醸 Meister’s Blend Batch.02」のコクと香りをぜひ楽しんでみてください!
【今回ご紹介いただいたのは】
若鶴酒造株式会社
〒939-1308 富山県砺波市三郎丸208
TEL:0763-32-3032
調合師 田村幸作 さん
1996年生。石川県白山市出身。
学生時代に日本酒に出会い、その面白さに目覚める。
日本酒の面白さを伝えられるような酒造り、ブレンド酒調合を目指し日々取り組んでいる。
【Meister’s Blend Batch.02を能作の酒器で楽しむなら】
【富士山・FUJIYAMAやはなしべの実物をご覧になりたい方は】
能作の直営店舗へお越しください。スタッフ一同お待ちしております。
※お酒の販売はオンラインショップ限定となります。ご注意ください。
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