Story
仕上課 錫チーム
姫野剛志

能作が扱っている金属の中で、私は錫の仕上げに携わっています。
その中でも、能作の代表的な製品のひとつ「KAGO」や
鎚目模様が特徴の「竹型酒器」の仕上げをしています。
錫の仕上げの工程は、主にローラーバフを使って鋳物の表面を研磨しますが、
能作の錫は錫合金ではなく錫100%なのでやわらかく繊細な力加減が必要です。
同じ錫製品でもそれぞれに仕上げ方法が異なります。
難易度が高く手の込んだ仕上げ依頼がくると、
自身のパフォーマンスや技術の向上につながるので、自然とスイッチが入ります。

能作で唯一、私が仕上げを担当している「竹型酒器」は、
鋳物の表面を一つひとつ金槌で叩いて模様を入れる
伝統の手法「鎚目付け」を用いたデザインです。
本社などで年に数回開催するイベントの一つとして
実演販売を行っていますが、
その一つに鎚目を施したバングルの実演販売を行っています。
イベントでは直接お客様と対話ができるので、
錫の特性や魅力を伝えられることが
やりがいや喜びにもつながっています。
そこから新たなアイデアが生まれることもあり
「お客様の声を聞く」ことを大切にしています。
国内のみならず海外にも能作のファンを増やせるよう、
これからも新しいことにチャレンジしていきたいと思います。

仕上課 錫チーム
姫野剛志
可能性を秘めた錫に魅了され能作へ
常に新しいことに挑戦しつづける根っからのものづくり職人
Favorite
職人のお気に入り
<ユニバーサルベル – ベルトタイプ>
父親はサーフィン、釣り、山遊び、サッカー等
とにかく外遊びが大好きな人で、
その影響か自分も知らず知らずのうちに
外遊びにハマり、休日は家族で
アウトドアを楽しんでいます。
山に釣りに行くときは、
ユニバーサルベルを必ず身に着けています。
釣り仲間に良い音色だと言われるのがうれしくて、
使い始めてから10年間お守りのように
愛用しています。

ユニバーサルベル – ベルトタイプ