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読みもの能いもの作り

職人の想い【第14回】

Story

「もの」と向き合い「自分」と向き合う

製造部仕上課 錫チーム

土谷優友

作業風景

入社から2年。錫製品のカップ類の仕上げ作業を担当しています。
主にバフ研磨による仕上げ作業をおこないますが、
製品によって形状が異なるので、仕上げ方法も一つひとつ違ってきます。
複雑な形状の場合、バフに当てる角度や微妙な力加減の調整が必要になります。

自分も先輩のようにきれいに早く仕上げられるよう、
バフの当て方ひとつにおいても作業に無駄がないかを考え、日々改良を重ねています。

作業風景2

自分が初めて能作の製品に触れたのは、贈り物で「KAGO」をもらった時です。
初めて手にしたときのことは今でも鮮明に覚えています。
形の美しさと曲がる実用性を兼ね備えたデザインに惹かれました。
その後に訪れた能作本社の工場見学で、職人たちが真剣に製品に向き合う姿に感動しました。

小学生の時に高岡の伝統工芸を学ぶ「ものづくり・デザイン科」という授業で
錫のプレートを作り、それが思い出に残っています。
当時、KAGOはまだ発売されていませんでしたが、
自分がものづくりを好きになったルーツなのかもしれません。

職人の写真

製造部仕上課 錫チーム
土谷優友

能作との出会いは「ものづくり・デザイン科」
かっこいい職人を目指して

Favorite

職人のお気に入り

<オールドタンブラー>

側面が丸みを帯びた形状は、
バフの当て方や力加減の調整が難しく、
とても苦労した製品です。
強く当てすぎると深く削れ過ぎてしまい、
また、飲み口の縁が少しくぼんでいるので、
当てる角度を見極めることに神経を使います。
フォルムの美しさと手に持った時の
ちょうどよい大きさが気に入っています。

オールドタンブラー

オールドタンブラー


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