Story
製造部仕上課 錫チーム
土谷優友
入社から2年。錫製品のカップ類の仕上げ作業を担当しています。
主にバフ研磨による仕上げ作業をおこないますが、
製品によって形状が異なるので、仕上げ方法も一つひとつ違ってきます。
複雑な形状の場合、バフに当てる角度や微妙な力加減の調整が必要になります。
自分も先輩のようにきれいに早く仕上げられるよう、
バフの当て方ひとつにおいても作業に無駄がないかを考え、日々改良を重ねています。
自分が初めて能作の製品に触れたのは、贈り物で「KAGO」をもらった時です。
初めて手にしたときのことは今でも鮮明に覚えています。
形の美しさと曲がる実用性を兼ね備えたデザインに惹かれました。
その後に訪れた能作本社の工場見学で、職人たちが真剣に製品に向き合う姿に感動しました。
小学生の時に高岡の伝統工芸を学ぶ「ものづくり・デザイン科」という授業で
錫のプレートを作り、それが思い出に残っています。
当時、KAGOはまだ発売されていませんでしたが、
自分がものづくりを好きになったルーツなのかもしれません。
製造部仕上課 錫チーム
土谷優友
能作との出会いは「ものづくり・デザイン科」
かっこいい職人を目指して
Favorite
職人のお気に入り
<オールドタンブラー>
側面が丸みを帯びた形状は、
バフの当て方や力加減の調整が難しく、
とても苦労した製品です。
強く当てすぎると深く削れ過ぎてしまい、
また、飲み口の縁が少しくぼんでいるので、
当てる角度を見極めることに神経を使います。
フォルムの美しさと手に持った時の
ちょうどよい大きさが気に入っています。
オールドタンブラー