若葉がさわやかな季節には、
日々の暮らしの中にもグリーンを
取り入れたくなりますね。
しっとりした質感、深い緑色の苔は
日常に疲れた心の癒しにぴったり。
苔盆栽などを身近に置けば、
毎日少しずつ変化し、成長していく姿に
愛着も湧いてきます。
苔の種類や育て方を知って、
もっと苔の魅力を感じてみませんか。
動物モチーフの苔盆栽
苔を動物の背に見立てた能作の苔盆栽。
デスクや玄関先等に飾れば、
それだけで彩りのある空間に変わります。
器部分は、富山県高岡市の伝統産業である
鋳物でできており、
デザイナーの提案により、
苔を動物の背に見立てた
苔の為の器として開発されました。
ふさふさとした質感が愛らしい
能作の苔盆栽には、主に
アラハシラガゴケを用いています。
アラハシラガゴケの
やや長めで縮れた細いモスグリーンの葉は、
柔らかく優美な動物の毛を思わせます。
古くから苔庭や盆景の下草として使われ、
最近では外観の可愛らしさから
テラリウムや苔玉としても人気。
生長はとてもゆっくりで
杉の大木の根元などに自生し、
空気中に湿気がありつつ、
やや乾燥気味の土壌で良く育ちます。
乾燥や寒さには強い苔ですが
暑さや蒸れには弱いという特徴があります。
温度や湿度が安定した環境で
室内管理に向いているアラハシラガゴケ。
しかしながら、暑さや蒸れに弱いため
置き場所には注意が必要です。
日光が直接当たらない
レースカーテン越しの窓辺や室内の中央など、
光合成ができるような適度に
明るい日陰に置きましょう。
また、エアコンの風が直接当たる場所も避け、
できるだけ気温や湿度の変化が
少ない場所で育てるのがおすすめです。
冷暖房等を使用の際は、苔が乾きやすいため、
霧吹きをして適度に湿度を保つようにしましょう。
日中の水やりは蒸れをおこしやすく、
苔が弱って変色してしまいます。
水を上げる場合は、朝または夕方にしてください。
アクリルケース等に入れておくと、
ほこりや乾燥から苔を守りながら、
緑を楽しむことができます。
但し、週に2回程度蓋を開けて、
風通しをよくしてあげましょう。
週に一回程度、
流水(必ず水道水)で苔の部分を洗い流すと、
水道水に含まれるカルキで
虫やカビ等の発生を防ぐことができます。
本体についた水分は、
器の変色の原因になりますので、
毎回こまめに拭いてください。
一つひとつの個性を楽しんで
環境の変化により変色する場合もありますが、
きちんと管理できれば、
次の春や秋の成長期には
再び青々とした姿を見せてくれることも多い
アラハシラガゴケ。
それぞれの苔盆栽ごとに表情が変わり、
その生長を見守る楽しみがあります。
毛先が気まぐれに遊んでいる様子は、
本当に動物の背のようで、
何だか撫でてあげたくなりますね。
この機会にぜひ、愛らしい苔の動物たちを
お迎えしてみませんか?
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苔盆栽
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