職人の想い【第23回】

Story

手づくりだからこそ
妥協しない

製造部真鍮製造課

石黒涼太

 

鋳物は一点一点職人が

手作業で作っているため、

それぞれに個体差が生じます。

その個体性を見極め、

製品ごとに決められた基準に合わせ

仕上げることが難しくもあり楽しくもあり。

 

鋳型を割って出てきた鋳物は、

表面はザラザラとした

凹凸のある鋳肌をしています。

それを均一に磨いて
滑らかに仕上げていきます。

金属の種類や個々の製品によって、

バフ研磨やペンシルリューターなど

仕上げ方法や道具を使い分け、

それぞれにあった研磨方法
を組み合わせます。

 

仕上げが難しい製品の

検品基準をクリアした時は、

先輩のレベルに近づけた

喜びとやりがいを感じます。

 

美しく仕上げるのは当たり前。

 

使う人が、より心豊かな暮らしを

能作の製品で感じてもらえるよう、

手仕事だからこそ、

たとえ見えない部分でも

妥協しない仕事を目指しています。

 

お客様が納得して

能作の製品を手に取ってもらえるよう、

ものづくり企業だからこその

自分たちの「手仕事」への

こだわりや技術を

伝え続けていきたいです。

 

製造部真鍮製造課
石黒涼太

アルバイトを経て鋳物職人へ
ひたむきな努力家