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読みもの能いもの作り

伝統の意匠を日常の中に

キャンドルカバー - まほろば
高岡市の伝統的工芸品である「高岡鋼器」。
歴史の中で育まれ、
愛されてきましたが、
仏具や茶道具の需要が減った現代では、
どこか古めかしく、近寄りがたいと
感じる方もいるかもしれません。

しかし、高岡銅器の昔ながらの意匠には、
新しい息吹を吹き込まれ、
現代の暮らしに溶け込むデザインに
生まれ変わったものが、
実は数多くあります。

日常生活にも取り入れたくなる、
今に息づく伝統の意匠をご紹介いたします。

香炉から生まれた
キャンドルカバー

キャンドルカバー - まほろば

キャンドルカバー – まほろば(左:黒茶 右:金茶)

亀甲模様からもれる光が印象的な
キャンドルカバー – まほろば。
もともとは「亀甲透かし香炉」という
亀甲の透かし彫りが施された香炉
でした。

職人の卓越した技術が光る
本体の透かし部分を
現代風にアレンジし、
キャンドルカバーとして
生まれ変わらせました。
 

亀甲透かし香炉

亀甲透かし香炉

現代のライフスタイルに合わせることで、
約400年受け継がれてきた伝統工芸の技術を
身近に感じてもらいたい、
そんな思いから生まれた製品です。

亀甲は、古くから縁起の良い柄として
広く親しまれてきた意匠。
そんな歴史ある意匠が、
キャンドルの灯で印象的な空間を創り出す
装置として働きます。

キャンドルカバー - まほろば

暮らしに寄り添う小さな獅子

香立 - 獅子

香立 – 獅子

尾を立て、大きく口を開けて香を咥えた
雄々しくもどこか愛らしい表情の
獅子の香立。

もともとは香炉の蓋に付けられていた獅子のつまみを
香立としてアレンジしました。
 

香炉の獅子つまみ

香炉の獅子つまみ

神々の使者や護衛の象徴とされ、
神社仏閣で用いられてきた獅子の意匠。

現代の一般家庭では、
香炉を使う機会が少なくなりましたが、
コンパクトな香立に姿を変え、
日々の暮らしに寄り添う存在になりました。

香立 - 獅子

美しいフォルムが
空間を引き立てるそろり

そろり - L

そろり – L

古くから茶席の花入れとして
使用されてきた花器「曽呂利(そろり)」。
すらりと伸びる長い首、
やわらかにふくらむ胴の
美しいフォルムが特徴です。

長らく分業制であった高岡銅器では、
能作で鋳物を造り、
別の専門の職人がその鋳物に
着色や彫金を施していました。
 

そろり

着色したそろり

そろり – L・Sは、
そろりの美しいフォルムを生かし、
熟練した職人が一つひとつ丁寧に
ヘアライン仕上げを施すことで、
あえて着色をせず、
真鍮という金属が持つ美しさを
最大限に引き出した製品です。
 

そろり - S

そろり – S

しなやかな流線型のフォルム、
凛とした真鍮の佇まいは、
和室だけでなく洋室にもよく合います。

時代が変わっても
受け継がれていく花器

花みつぼ - 金茶

花みつぼ – 金茶

大きく胴が膨らんだ「みつぼ型」の
花器の一種、花みつぼ。
時のうつろいの美を、
高岡市に古くから伝わる
着色技法で表現しました。

花みつぼは、展示会に飾る商品を
探していたスタッフが、
旧社屋倉庫の
古いガラスケースの中から
見つけたものです。
当時は販売されていない花器でしたが、
型が残っていて製造することが
出来るということで、
再び製造することになりました。

研磨・着色前の花みつぼ

研磨・着色前の花みつぼ

小ぶりでありながら
しっかりとした重量感のある
シルエットを活かし、
金茶と黒茶の2色で展開しました。
一つひとつ手作業での着色を施しており、
一つとして同じ表情のものはありません。
 

花みつぼ - 黒茶

花みつぼ – 黒茶

再び販売されることで伝統が引き継がれることとなりました。
時代が移り変わっても
大切に受け継いでいきたくなる
生活に溶け込む意匠です。

伝統の意匠で暮らしに変化を

キャンドルカバー - 、まほろば

今もなお大切に受け継がれている
高岡銅器の美しい意匠。
新たな姿に生まれ変わった伝統の意匠を
日々の暮らしに取り入れ、
彩りと変化を楽しんでみては
いかがでしょうか。

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