11,000円以上 全国送料無料平日14:00までのご注文で当日発送
読みもの能いもの作り

木工芸と鋳物の職人の技が生み出す「浮造り」の酒器

ビアカップ – 浮造り(うづくり)・NAJIMIタンブラー – 浮造り(うづくり)
Hacoa×能作
美しい木目と錫(すず)の優しい風合いが
手になじむ
「ビアカップ – 浮造り(うづくり)」及び
「NAJIMIタンブラー – 浮造り(うづくり)」。
浮造りした杉を錫に写し込んだこのビアカップ・タンブラーは、
高岡銅器の「鋳物」の伝統を受け継ぐ能作と
越前漆器の「木地」作りの技術から
生まれたブランドHacoaの
コラボレーションにより誕生しました。

NAJIMIタンブラー – 浮造り

落ち着いた佇まいは、
日常使いだけでなく、
特別な贈り物としても喜ばれています。

株式会社 Hacoa

福井県鯖江市に本社を置く
木製デザイン雑貨メーカー。
1500年の伝統を持つ
越前漆器の技術を用いて
木目を生かした温かみのある
デザイン雑貨を製造・販売する。

浮造りとは

NAJIMIタンブラー – 浮造り・原型

浮造りとは、木の表面を繊細に磨きあげ、
木材の年輪を浮き立たせる、
日本の伝統技法のひとつです。

「ビアカップ – 浮造り」
「NAJIMIタンブラー – 浮造り」は、
木目の幅が広く、立体感がでやすい
福井県の河和田杉(かわだすぎ)を
浮造りし、型どり、
その後、錫を流し込みました。
無垢材ならではの木目の自然な浮き立ちが
手に馴染みます。

ビアカップ – 浮造り

「浮造り」が生まれるまで

ビアカップ – 浮造り

同じ伝統工芸の技術を
継承するメーカーとして、
コラボレーションしたいという想いから、
商品開発が始まった「浮造り」シリーズ。

Hacoa様からは、
ビアカップやタンブラーを
「木柄で出来ないか」という
提案がありました。
錫という金属を用いながらも、
一目で木だと分かるよう、
丸太を切ったような存在感を求め、
木材の年輪を浮き立たせた
「浮造り」の技法を用いて、
型を製作することになりました。

原型づくり

原型には、Hacoa様の地元、
河和田杉の丸太を利用。
漆器の木地の取り方には、
「縦木取り」と「横木取り」があります。
「縦木取り」は丸太を輪切りにして、
年輪に対して平行に木取りしたもの、
「横木取り」は丸太をスライスして
板状にしたものから
木取りしたもののことをいいます。
「横木取り」では木のイメージ、
存在感が弱く、
「縦木取り」にて、
Hacoa様が原型を制作しました。

縦木取り・横木取り

「浮造り」の技法を用いて
原型を作るために、
まず、タンブラー、ビアカップの
大きさに合わせ、
轆轤(ろくろ)で
挽き形(ブロック)を作成しました。
表面をバーナーで焼き、夏目を焼き落とし、
冬目を浮き立てて、
木目を浮き立たせています。
 
・夏目(目の広い箇所): 木は夏に大きく
成長するため、柔らかく沈みやすい。
・冬目(目は細く硬い箇所):
冬は厳しい寒さで成長が遅く凝縮された目となり、硬い。

夏目・冬目

バーナーで焼いた後は、
木目を浮き立たすために
金ブラシでひたすら磨きます。
「最初は、浮き立て過ぎて
型づくりが困難になりやり直し。
2回目は木目が出なくてやり直しと、
5回くらい作り直し
送った覚えがあります。」とHacoa様。
木の箇所により、焼いても
木目が浮き立たない硬さや柔らかさがあり、
1つの型を作るのに15個以上の
丸太を焼き、磨いたそうです。

ビアカップ - 浮造り・NAJIMIタンブラー - 浮造りの原型

原型には、木目が綺麗に出る丸太を選び、
その中からタンブラーとビアカップの
大きさに合わせた木目の箇所を吟味し、
選定しています。

こうして生まれた「浮造り」の原型を元に、
能作の職人が鋳型に錫を流し込み、
一つひとつ手作業で仕上げることで、
「ビアカップ – 浮造り」
「NAJIMIタンブラー – 浮造り」が
出来上がります。

こだわりの酒器で楽しむ一杯

ビアカップ - 浮造り

鋳込む際にできる梨地調の
少しザラザラとした鋳肌により、
まろやかな泡立ちが楽しめるビアカップ。
口が広いので、水割りやロックなどにも
おすすめのNAJIMIタンブラー。

木工芸と鋳物の職人の技が
コラボレーションした、こだわりの酒器で、
格別な一杯をお楽しみください。

今回ご紹介した商品はこちら

商品の実物を
ご覧になりたい方は

能作の直営店舗へお越しください。
スタッフ一同お待ちしております。

店舗一覧