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職人の想い【第29回】

職人の想い【第29回】

Story

人を超える仕事を目指して

製造部錫製造課

朴木 肇

職人の想い【第29回】作業風景1

 

入社当時より、KAGOシリーズの
バフ研磨での仕上げ作業は、
自分含め2名が担当しています。
能作の錫製品は錫100%のためやわらかく、
バフに製品を押し当てる力加減が
とても重要になります。
KAGOは他の錫製品に比べ鋳物の線が細く
連なった形状をしており、
より慎重に研磨する必要があります。
 
同じKAGOシリーズでも、
湯口(鋳型に溶かした錫を流し込む入口)の
場所や形状によって
バリができやすいなど
それぞれに鋳物の特徴があります。
わずかなバリでも、目と指の感覚で
一つひとつ丁寧に取り除いていきます。
お客様が製品を手に取ったときに
思わず買いたくなるような
美しい仕上げを心がけています。

職人の想い【第29回】作業風景2

 

仕上げの工程は製品の種類によって
それぞれ異なります。
錫の鋳物は後加工がしにくく、
仕上げの工程が多いほど、
錫本来の美しさを残せなくなります。
そのためできるだけ仕上げの工程を
少なくし、その分作業効率を
上げるよう努めています。
型制作、鋳造、仕上げと、
常によりよい製品づくりを目指し、
チーム一丸となって
日々仕事に取り組んでいます。
 
以前は、少しでも早く美しく製品を
仕上げることを目標としていましたが、
今では、仕上げの早さに加え、
より丁寧な仕上がりを常に心がけています。
どんなことでもこれなら誰にも負けない!
常に人を超えていく仕事ができるよう
目指しています。

職人の想い【第29回】

製造部錫製造課
朴木 肇

「元気に、楽しく!」がモットー
熟練KAGO職人

Favorite

職人のお気に入り

<片口 – 月>

私たちは鋳造から仕上げまで、
日々よりよい鋳物づくりを
目指しています。
数ある錫製品の中でも、
常に進化していることが
顕著にわかるのがこの片口 – 月です。
以前は、仕上げにたくさんの
工程を重ねていましたが、
ある時、鋳造方法から
見直しを図ったところ、
作業時間の短縮化はもちろんのこと、
以前よりも美しい仕上がりに
なったのです。
常に進化していく気持ちの大切さを
改めて感じた製品です。

片口 - 月

片口 – 月

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