Story
製造部真鍮製造課
寺田 隼生
鋳物は、鋳型の造型から鋳造、粗削りを経て
自分が携わる轆轤(ろくろ)仕上げの
工程に辿りつきます。
入社してから4ヶ月、
初めて触れる轆轤の機械や、
銑(セン)と呼ばれる刃物の扱いに
悪戦苦闘しながら、日々学んでいます。
はじめは、鋳物に銑を当てる角度が
うまくつかめず、
削る際には異音を立ててしまい、
鋳物の表面は凸凹に仕上がっていました。
先輩に何度も相談をするうちに、
徐々に感覚を掴めるようになりました。
それでも、轆轤仕上げ後の物流検品では、
良品基準から外れることもあります。
自分の仕上げの状態が
次の工程に影響してしまうため、
常に緊張感をもって取り組んでいます。
高岡市の授業科目
「ものづくり・デザイン科」で、
小学生のとき初めて能作の錫に触れました。
伝統技法のひとつである生型鋳造法
(砂を押し固めて鋳型をつくる方法)で
錫のプレートをつくった体験が、
ものづくりの楽しさを教えてくれました。
その授業をきっかけに
「いつか能作で働きたい」
という思いが大きくなり、
今こうして職人として立っています。
轆轤仕上げを初めて見学したときは、
さほど難しくなさそうに思えましたが、
実際にやってみると四苦八苦の連続。
繊細な作業の奥深さを、
日々実感しています。
一つひとつ丁寧に仕上げた製品を、
お客様が手に取り、
笑顔になっていただけるように。
これからも心を込めて、
ものづくりに向き合っていきます。
製造部真鍮製造課
寺田 隼生
「ものづくり・デザイン科」の授業が導く
職人への一歩
Favorite
職人のお気に入り
<風鈴 – marumaru>
新卒で入社し、
真鍮製造課に配属されてはじめて
手掛けた製品が
この「風鈴 – marumaru」です。
右も左もわからず轆轤の機械も銑も
触れるものすべてが初めての中で、
向き合った製品です。
思うように削れず、
先輩職人に何度も教わりながら
見て、聞いて、削るを繰り返しました。
鋳物に銑を当てる。簡単そうに見えて、
緩やかなアールに沿って削ることの
難しさを痛感しました。
轆轤職人としての第一歩を刻んだ、
特別な思い入れのある製品です。
風鈴 – marumaru

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