Story
産業観光部産業観光課
松本 羽生
私が所属する産業観光課では、工場見学や鋳物製作体験を通し、能作の歴史や能作のものづくりの取り組みをご案内しています。
工場見学では、100年以上にわたり受け継がれてきた鋳物づくりの歴史を伝え、職人たちの姿を間近でご覧いただきながら、ものづくりの魅力をお伝えしています。毎日多くのお客様をご案内するなかで、最初はそれほど関心を示されなかったお客様が、見学を進めるうちに興味をもち、目の輝きが変わっていくのを見ると、こちらまでうれしい気持ちになります。
鋳物製作体験では、砂を押し固めて鋳型をつくる「生型鋳造法」という技法で、お客様が錫100%の作品づくりに挑戦される際のサポートをしています。出来上がった作品を手にしたお客様が笑顔になるのを見ると、能作での体験が思い出のひとつになっているのだと感じ、自分もその時間に関われていることを誇りに思います。

日々のご案内する中で出たわからないことを調べることが、自分の仕事を知る、高岡(地元)を知るということになり、地元に愛着が沸いて、自分自身の興味の幅も広がりました。
能作の産業観光案内のひとつとして、より多くの方に高岡・富山を楽しんでいただきたいという思いから、能作では地域の産業観光のハブとなるべく、富山県内の観光案内「TOYAMA DOORS」を設けています。
産業観光課での自分の仕事は、そこからさらに一歩進んで、お客様と職人、そして能作のものづくりをつなぐ“パイプ役”だと思っています。職人や能作の想い、製品の魅力をお客様に分かりやすく伝える――その大切さを日々実感しています。

産業観光部産業観光課
松本 羽生
言葉をつなぎ、笑顔をつなぐ
世界中のお客様をサポート
Favorite
職人のお気に入り
<箸置 – 鮭 – 2ヶ入(大丸札幌店限定商品)>
まるで捕れたばかりのように
ピチピチと反り返ったフォルムと、
錫の艶やかさが、鮭の瑞々しさを
感じさせ、一目で気に入りました。
鱗など細やかな表現も施されており、
金属でありながら新鮮な鮭の質感が
伝わってくる、不思議な魅力が
あります。
大丸札幌店限定商品のため、
初めて現場でこの製品を見たときに
一目ぼれした、お気に入りの逸品です。

箸置 – 鮭 – 2ヶ入

公式オンラインショップ