【手から、手へ Vol.1】
一つひとつ職人の手仕事によって生み出される、能作の鋳物達は、
誰かの手にわたり、日々の暮らしの中で活かされることで、より一層輝きます。
このコーナーでは、能作のアイテムを愛用してくださっている
お店や人を少しずつご紹介していきます。
老舗の魚商が手掛けるのは
北前船で栄えた富山市の湊町・岩瀬は、廻船問屋など古い町並みが続く趣ある景観が魅力の観光スポット。その一角に、日本の魚食文化を現代の食生活のスタイルに溶け込ませた食のセレクトショップ「つりや東岩瀬」はあります。
明治時代に造られ、リノベーションした建物は、1階が販売・喫茶スペース、2階は一日一組限定の宿泊施設。店内には、つりやの自社商品の他に、国内外問わず、丁寧に作られる調味料や、様々な食材、富山の陶芸家やガラス作家などの器が並びます。
地元のものづくりを伝えたい
地元のものづくりを大切にしたいという思いから、以前より外食事業・ワイナリー事業で能作の酒器やお皿等を利用していただいたというつりやさん。2019年10月の「つりや東岩瀬」オープン時に女性スタッフが選んだのが、「フラワーベース – suzu – いちじく」でした。
パウダーコーナーのシンク横で静かに佇む錫の花器「いちじく」は、でしゃばるでもなく、無垢の木の空間を少しだけ引き締めているよう。この日伺ったときには優しい色合いのポンポンマムが添えられ、白熱の灯りの下でやわらかく輝きを放っていました。
圧延加工を施した薄いプレート上の「すずまる」は、適度に曲げることで扱いやすくなります。店頭カウンターのショップカードホルダーとして利用されており、すっかり馴染んでいました。
日本酒を召し上がられる県外のお客様には、積極的に地のものをという思いから能作の酒器「片口-月」や「ぐい吞-月」でお酒を提供してくださっているそう。
「すずまる」はおつまみ皿としても活躍中です。
お酒など能作の酒器で提供すると、お客様から「販売していないの?」と声を掛けられることもあるそう。いつも同じものを使用するのではなく、折々にまた違った能作製品でお客様をおもてなししてくださっています。
【今回登場いただいたのは】
株式会社 釣屋魚問屋
「つりや東岩瀬」
931-8358 富山県富山市東岩瀬町120
TEL:076-471-7877
【本文中に出てきた商品についてはこちら】
フラワーベース – suzu – いちじく
すずまる
片口-月
ぐい吞-月
【商品の実物をご覧になりたい方は】
能作の直営店舗へお越しください。スタッフ一同お待ちしております。
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